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聖書 ~神から与えられる愛のメッセージ~

へりくだった人 カーネル・サンダース

アメリカのケンタッキー州に、65歳で新しいチャレンジを決心した人がいました。その人はカーネル・サンダースです。ポケットの中の105ドルの小切手と古い自動車が彼の全財産でしたが、彼は人生をこんな形で終えたくないと考えました。自分にできることは鶏肉料理をおいしく作ることだと考えた彼は、白い背広を着て、鶏肉料理のレシピとつけだれの入った器を抱えてレストランのオーナーを訪ねました。そうして始まったフランチャイズ事業が「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」です。1976年、彼は世界で第2番目に尊敬される事業家として選ばれ、90歳で世を去るまで全世界20万マイルを飛び回りながら、ケンタッキーフライドチキン王国を建設したのです。
 若い頃は非常に倣慢(ごうまん)であったと、カーネル・サンダースは自分自身を振り返りました。ところがアメリカを襲った経済不況の波にさらされ、事業は縮小を余儀なくされ、営んでいた食堂も火災で失うと、深く絶望しました。ただ一つの希望であった息子まで失い、妻も彼のもとを去ると、彼の心は病んでいきました。還暦を過ぎてみじめに落ちぶれていたある日、礼拝堂にいると、女性の歌声が聞こえてきました。「いかにおそるべきことありとも、みつばさのかげはやすらかなり」(聖歌347番)。とめどなく悔い改めの涙が流れました。倣慢に生きてきた過ぎた日々を悔いて、へりくだって生きることを決心し、もう一度立ち上がったのです。これが65歳で人生の再出発をした日の出来事でした。彼が自分を低くすると、神は彼を高めてくださったのです。



神は、高ぶる者を退け、へりくだる者に恵みをお授けになる。

ヤコブの手紙4章6節